黒猫のタンゴ,在日本有什么典故吗

来源:百度知道 编辑:UC知道 时间:2024/06/21 20:54:18

一昨年、我が家の爱犬「ペロ」が死ぬ前、ペロの鼻先にあるえさを失敬する野良猫がいた。全身真っ黒な猫で、小柄で痩せこけた贫弱な猫である。始めの顷はペロの沽券にも関わるので追い払っていたが、ペロも衰弱して食べ残すようになり、见て见ぬ振りをしていたのである。

やがてペロも亡くなり、あまったえさは処置に困り花坛の肥料にと土中に埋めたのである。ここから黒猫の「タンゴ」との関わりが始まるのである。特に「タンゴ」と名前を付けたわけではないが、何匹か出入りする野良猫と区别するために、猫を「猫」と呼ぶのもおかしいので时により、そう呼んでいるのである。最もこれには多少后ろめたいテレもある。

花坛に埋めたペロのえさに目をつけた野良猫どもが掘り起こし、花坛はめちゃめちゃになったのである。それならばと残っているえさを分け与えるようにしたのが「タンゴ」との腐れ縁の始まりである。

このタンゴ、何匹か来ている野良猫の中でもっとも体が小さい。おまけに毛の色艶も悪く赤茶けているのである。この小さく贫弱というのが家内の母性本能をくすぐったのかもしれない。他の猫には目もくれず、専らタンゴに重点的に与えるようになると、タンゴの方も当然のような颜をしてその时间には颜を出す。こう言うとかなり人懐っこそうに思えるが、さにあらずである。えさをやろうとすると「カーッ」と歯をむき出して威吓するのである。もっともこれが威吓ではなくて、もしかしたら喜びの表现であったかもしれないが、厳しい野良の世界にいると素直に甘えてなどいられということかもしれない。

もの欲しそうに上目遣いで见られるとついつい可爱そうに思ってえさを与えてしまうらしい。そもそも野良猫や野良犬にえさを与えるということは禁じられているのであるが、何故禁じているかといえば更に可爱そうをまた増やすことになるからだと思っている。

ところが昨年の4月になるとタンゴのおなかが明らかに大きくなり、子供を身ごもったのである。体が小さいので未だ子供かと思っていたのが大きな误算であった。そして5月の连休に入り、大雨の日にぷっつりと姿が见えなくなったのである。
それから2周间ばかりが过ぎたある日に、见事にやせ细ったタンゴが再び姿をあらわしたのである